マンション投資で礼金を設定するべき？メリットとデメリット
マンションを使った投資で賃貸募集を行う際、礼金を設定するかどうかは収益性と入居者獲得のバランスを左右する重要な判断ポイントです。
礼金とは入居者が物件の使用に貸主に支払う返金不要の費用で、日本特有の商慣習と根付いています。
マンション投資において礼金を設定すれば入居初期にまとまった収入を得られるメリットがあり、原状回復や初期対応費用に充てることができるため資金繰りの面でも有利に働く可能性があります。
礼金を設定することで入居者の本気度を見極められるという利点もあるのです。
一方で現在の賃貸市場では、礼金ゼロ物件の人気が高まっており特に競合物件が多いエリアでは礼金の有無が成約率に大きく影響することもあります。
礼金を高く設定しすぎると初期費用の負担を敬遠した入居希望者が他物件へ流れてしまうリスクがあり、空室期間が長引くことで結果的に収益が落ち込む可能性も否定できません。
そのためマンション投資ではエリアの慣習や競合物件の条件、入居ターゲットのニーズを分析したうえで礼金を設定するかどうかを判断することが必要です。
